Step-5 ドローンで仕事を獲得するなら「なんでもやります」はNG?|その理由と主な絞り込みジャンルについて徹底解説!

ドローンの仕事獲得に向けてなんでもやりますはNG

ドローンの仕事を獲得したいとき「なんでもやります」というアピールは依頼が来ない原因のひとつです。

なぜならクライアントは「自分が依頼したい分野に詳しい人」に頼みたいと思っているからなんです。

・安心して依頼できるパイロットを探している
・その分野に詳しいほうが話がスムーズ
・依頼したい内容をさらにいいものに仕上げてもらえる

クライアントが依頼したくなるのにはポイントがあります。

この記事では、ドローンの仕事を獲得するために欠かせない「ジャンルの絞り方」と「専門知識の身につけ方」を具体的に解説します。

自分に合ったジャンルの選び方から、知識を仕事につなげる発信の方法までを見ていきましょう。

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目次

仕事が獲得しにくい理由「なんでもやります」は逆効果?

「空撮・点検・農業・イベントなんでも対応します」という売り出し方は案件につながりにくい傾向にあります。
一見、間口が広くて有利に思えますが、実際には逆効果になることがほとんどです。

クライアントは「専門家」を探している

クライアントは専門家に依頼することで「安心」を求めます。

たとえば不動産会社のクライアントが物件の空撮を依頼したいとき、「なんでもやります」という人と「不動産撮影が専門です」という人、どちらを選ぶでしょうか。
その答えは明らかです。
専門性を打ち出すことで、そのジャンルを探しているクライアントに選ばれやすくなります。

ジャンルを絞ると知識と実績が積み上がりやすい

1つのジャンルに集中すると、撮影の知識・業界のルール・クライアントのニーズが自然と深まっていき、その積み上げが「この人は詳しい」という信頼につながり、次の仕事の獲得にもつながっていきます。

これはSEO的な効果にも現れてくるため、Google検索にもヒットしやすいと言えます。

「絞ると仕事が減る」は思い込み

「ジャンルを絞ったら依頼が減るのでは?」と心配する人もいますが、実際は逆です。
ジャンルを絞ることで、そのジャンルの中での認知度が上がり、指名で依頼が来るようになります。

まずは少ないジャンルで実績をつくり、慣れてきたら対応範囲を広げていきましょう。

ドローン空撮の主なジャンルとは?【特徴と難易度】を解説

農薬散布の仕事

ドローンの仕事には様々なジャンルがあります。

それぞれの特徴と取り組みやすさを整理したので、自分の興味や住んでいる地域の需要と照らし合わせながら参考にしてください。

不動産・建設業界
・農業
・観光・地域PR
・ウェディング
・インフラ点検

意外と参入しやすいのは不動産業界です。

不動産・建設 —— 需要が安定していて取り組みやすい

物件の外観や周辺環境の空撮、工事の進捗記録など、不動産・建設業界からのドローン需要は安定しています。

・従来の平面的な広告では物件が売れにくくなった
・空から見せることで周囲の環境が理解してもらいやすい
・空撮にかかるコストは物件が売れることで回収できやすい
・SNSで公開しやすい

撮影内容がわかりやすく、初めてでも取り組みやすいジャンルで、地域の不動産会社や工務店に営業しやすいのも魅力です。

Instagramの知識があれば、さらに別の角度から提案ができて案件が獲得できやすくなります。

  • 難易度:★★☆☆☆
  • 単価目安:1件3〜8万円
  • 向いている人:営業が得意・地元に不動産会社が多い

農業 —— 資格との相性が良く単価も上がりやすい

農薬散布や圃場の点検など、農業分野でのドローン活用はますます広がっています。

農業用ドローンは専用の資格・知識が必要なケースも多く、参入のハードルはやや高めですがその分、競合が少なく単価も上がりやすいジャンルです。農村部に住んでいる人には特におすすめです。

散布用ドローンは高価なため、初期の導入コストがかかります。

  • 難易度:★★★☆☆
  • 単価目安:作業内容・面積による(シーズン契約になることも)
  • 向いている人:農業への関心がある・農村エリアに住んでいる

観光・地域PR —— 自治体案件でまとまった依頼になりやすい

観光地の映像制作や地域PRの動画は、自治体・観光協会・地域メディアからの依頼が見込めるジャンルです。

1件あたりの規模が大きく、継続的な関係になりやすいのが特徴で、地元の魅力を映像で伝えることに興味がある人に向いています。

  • 難易度:★★★☆☆
  • 単価目安:1件5〜20万円以上
  • 向いている人:地元愛がある・映像の企画・編集も得意

ウェディング —— 感性が問われるが単価が高め

生涯の思い出として残るウェディング分野は感性と技術の両方が求められます。

その分、結婚式の前撮りや披露宴会場の空撮など、単価は高く、SNSでの映像拡散も期待できるため、ポートフォリオとしての効果も大きいのが特徴です。

ただし撮り直しがきかない場面が多く、プレッシャーも伴います。

  • 難易度:★★★★☆
  • 単価目安:1件5〜15万円
  • 向いている人:映像の感性に自信がある・ブライダル業界に知人がいる

インフラ点検 —— 専門知識が必要だが参入後は安定しやすい

橋・太陽光パネル・鉄塔などの点検作業は、国の老朽化対策の流れを受けて需要が急増しています。

専門的な知識と正確な操縦技術が必要なため参入のハードルは高めですが、一度取引が始まると継続的な仕事につながりやすいジャンルです。

  • 難易度:★★★★★
  • 単価目安:1件5〜30万円以上
  • 向いている人:正確さ・技術力に自信がある・建設・土木業界に知識がある

ジャンル選びはどうしたらいい? 自分に合ったジャンルを選ぶ考え方

ジャンルを絞り込むのは勇気が必要ですが、最初から完璧を目指さずに、まずは肩の力を抜いて3つの視点で考えてみましょう。

「好き・得意・需要」の3つが重なっているか

絞り込んだジャンルを続けることが、負担やストレスなるのはマイナスです。

「好きなこと」「自分が得意なこと」「地域や市場で需要があること」の3つが重なるジャンルが、長期的に仕事として続けられる場所。

まずこの3軸で自分の状況を整理してみましょう。

まずは目標となるエリアの需要を調べる

目標とする地域がドローンと相性が良いか、いろんな角度から考えてみましょう。

農村エリアに住んでいるなら農業やソーラーパネル点検、観光地が近いなら観光PR、都市部なら不動産・建設と、地域によって需要や規模が変わります。

その地域でどんなドローン活用が求められているか、どんな提案をすれば企業や地域を活性化できるかなど、未来のクライアントに喜ばれる事を調べることが、仕事獲得への近道
地域の商工会議所のウェブサイトや、地元企業のSNSを見るだけでも参考になります。

まず1つ試して、合わなければ変えていい

最初から「一生このジャンルで行く」と決める必要はありません。

まず1つ選んで動いてみて、合わないと感じたら別のジャンルに切り替えればいいだけです。
大切なのは「迷ったまま動かない」ことを避けることです。

専門知識を身につける【5つのジャンルを分析】

ドローンのウェディング撮影を仕事にしたい

ここではご案内した5つのジャンルについて、クライアントと円滑に打ち合わせを進めるための専門知識をまとめました。

参入の業界専門知識
不動産・建設業界・工事の流れを理解する
・建設用語の理解
・住宅の購入者が知りたい情報を理解する
・住宅の設備を理解する
・建物を大きく見せる構図を理解する。
農業・農業の基礎知識(生育サイクルなど)
・作物ごとの知識
・農薬散布の知識
・病害虫の基礎知識
・農業機械の知識
・気象による作物の生育
・農地法の知識
観光・地域PR・集客するポイント(体験やストーリー)
・地域資源の知識
・観光客のターゲット
・インバウンド需要
・ストーリー構成
・魅力的な時間帯の知識
・歴史や文化的な知識
・自治体の仕組み
ウェディング・結婚式の流れによる撮影の手法
・ウェディングの流れを知る
・人物撮影の知識
・光の知識
・映像編集の知識
・音楽のリズムと映像の知識
・ブライダルのマナー
・コミュニケーション能力
・ロケーションの知識
インフラ点検・構造物の基礎知識(橋梁、トンネル、ダム、鉄塔等)
・劣化や損傷の知識
・点検基準の知識
・電気設備の知識
・カメラやセンサーの知識
・3D測量の知識
・データ解析の知識
・報告書作成の知識
・土木の知識
・デジタル点検の知識

安全に関する法律の知識、飛行許可などはもちろん必要不可欠です。

専門的な知識を持つクライアントが安心して打ち合わせができるように身につけておくと良いでしょう。

ジャンルが決まったら、空撮と編集を積み上げながら、専門知識を深めていきます。
知識を深めると同時に、それを外部に発信し、未来のクライアントの目に止まることが仕事の獲得につながります。

YouTubeや業界メディアでインプットする

選んだジャンルに関するYouTube動画や業界ニュースを日常的に見る習慣をつけましょう。

たとえば不動産ジャンルなら不動産業界のトレンド、農業ジャンルなら農薬散布の規制情報など、クライアントが知りたいことを先回りして学んでおくことが大切です。

YouTubeやSNSは「自分がよく閲覧する映像コンテンツ」と同じジャンルを多く表示してくれるアルゴリズムを持っているので活用しましょう。

学んだことをSNS・HPで発信する

インプットした知識をアレンジしてSNSやブログで発信します。

「〇〇(ジャンル)×ドローンでできること」「〇〇業界でドローンが使われている理由」といった内容を投稿することで、そのジャンルのクライアントの目に留まりやすくなります。

発信を続けることで「この分野に詳しい人」という認識が広がり、問い合わせが入る流れを作りましょう。

業界の勉強会・交流会に顔を出す

オンラインの情報収集と並行して、リアルの場にも出てみましょう。

地域の農業イベントや建設業界の展示会など、ターゲットとなるクライアントが集まる場所に顔を出すことで、人脈が生まれ、直接依頼につながることもあります。

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まとめ|ジャンルを絞ることがドローンの仕事獲得への近道

案件を獲得してクライアントと握手をするドローンパイロット

ドローンで仕事を獲得するなら「なんでもやります」は、広く仕事を獲得できそうに感じますが、逆に専門知識の薄さをクライアントに感じさせてしまう傾向にあります。

ここに記載したジャンルに関わらず、まずはどの分野で自分の能力を高めていくかを検討してみましょう。

ジャンル難易度特徴
不動産・建設★★☆☆☆需要安定・入りやすい
農業★★★☆☆競合少・単価高め
観光・地域PR★★★☆☆自治体案件・継続しやすい
ウェディング★★★★☆単価高・SNS拡散効果あり
インフラ点検★★★★★需要急増・長期安定

クライアントが「自分が依頼したい分野に詳しい人」に頼みたいという意識に応えることが案件獲得につながります。

「ドローンで仕事を獲得するための5ステップ」ここまで進んでこれたあなたは、あとは技術と知識の経験を繰り返してスキルを高めていくのみです。

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